梅田恭子 『霧と、 』
2013年12月3日(火)~13日(金)11:00~18:00※終了いたしました
※最終日は17:00まで / 8日(日)休み
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梅田さんの、
かたち、線、色。
かたち、線、色。
聴こえてきたのは、
わたしが仕舞い込んだものを、
剥き出しにしている人の、
声でした。
「生かされて、いるんです」
日曜日の子どもが、
小罎(こびん)から
顔をだし、
わたしは。
痛みとともに、在りました。
初めての畏れを、仕舞い込ませたのは、
子どもゆえの、図太くもたくましい生きることへの執着で、
日曜日の子どもは、無自覚に、溢れる生命(いのち)のかたまりでした。
・ 『声』 より抜粋 さいとうれいこ(絵本作家)