《特別展》板に鉛筆画 9月10日~15日 天音堂ギャラリー

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2009年9月10日(木)~15日(火)※終了しました

午後2時~7時、会期中無休

シナベニアに鉛筆や、油絵の具、銅版画の画材などを用いたドローイング作品を、『ツブノヒトツヒトツ』12章展-第5回-に先がけて展示いたします。

天音堂ギャラリー
〒550-0015大阪市西区南堀江1-18-27-611
四ツ橋セントラルハイツ6階
Tel : 06(6543)0135
URL:http://amanedo.exblog.jp

美術批評誌【リア】no.21レビュー掲載

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梅田恭子 一秒づつ
ギャラリーA・C・S(名古屋市中区)
2008年11月15日(土)~11月29日(土)

シナベニアへのドローイングがギャラリーの壁に並んでいる。シナベニアという、画材店というよりはホームセンターなどで販売されている合板にドローイングする行為とはどういうことなのだろう。銅版画をつくり続けてきた作者にとって、銅板の価格高騰という事態も影響しているかもしれない。だがそれだけではないだろう。そのような現実をむしろ機会として受けとめ、素材の転覆を謀るのも、制作を続ける必然のひとつ。アトリエでの制作の合間、あたりにある合板やダンボールの切れ端に描いた幾多の線のつぶやきが、これらの作品の始まりとなった。シナベニアのドローイングははかない。一般に美術作品は経年変化をしないことが求められている。だがむき出しのベニアは劣化を避けられない。しかも描くために使われているのは主に鉛筆である。いとも簡単に消えてしまう(いとも簡単に消えてしまう、それはまるで人のようではないか)。これらの作品においては、時間もまた画材なのではないか。そのように考えられる。

会場に足を踏み入れると、作品のありようがいつもと異なるような気がしてしばらく戸惑った。いつもと違う土地に来て緊張でもしていたのだろうか。思い返すと、それはこの展示の均一な照明が原因のひとつであったように思われる。陰の気配が希薄だった。陰がないと宿らないものがある。ギャラリー内の、椅子のある奥まったスペースのたなには、蜜蝋を使った絵、モノタイプ、詩画集などの小さな作品が置かれていた。その奥のスペースで座ってモノタイプなどをめくっていると、あたりに少し光や空気のよどみがあり、そこではスッと絵に入り込むことができた。

ところで、壁面の作品は、ずいぶんと低い位置に展示されていた。大人の胸の高さ、あるいは腰掛けた顔のあたりの高さだろうか。前かがみに、うつむいてのぞき込むような具合である。作者の視線は絵に近く、上から下に向いているだろう。絵の生態系における存在域がこの高さなのだろうか。わからない。

ここでしたこと。それは美術鑑賞ではなく、描かれた作品からひらけている通路を見いだし、踏み行くことであった。みえていることはおそろしくわずかで、みようとするとみえるものごとも増えてくる。作品の美の価値を査定することはその筋の専門家がいるのだろう。自分には関心がない。以上その場で体験し考えたことを述べた。   言水ヘリオ(出版業)

芸術批評誌【リア】no.21(リア制作室、2009年5月31日発行) p.107-108発行者の許可を得て転載

芸術批評誌【リア】no.21
450円(本体価格)
発行:リア制作室

「ツブノヒトツヒトツ」全12章展 第4回

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 天音堂ギャラリー5周年記念・通年企画展[全6回シリーズ]
梅田恭子 銅版画集「ツブノヒトツヒトツ」全12章展
-第4回-VII章『音』・VIII章『来』

会期:2009年7月27日(月)~8月8日(土)※終了しました

14:00~19:00 ※8/5~7休み

銅版画集「ツブノヒトツヒトツ」は、2003年12月に、季刊「版画芸術122号」のオリジナル版画として1年間をかけて銅版画105点を制作、各58~71枚、合計約7000枚を刷り、冊子に一枚づつ添付されました。作品完成後に東京、新潟、名古屋、北海道にて、全作品の巡回展示を行ってから5年が経過しました。大阪では本シリーズ初の展示となります。

本企画展も早いもので第4回を開催する運びとなりました。よろしくご高覧下さい。

天音堂ギャラリー
〒550-0015大阪市西区南堀江1-18-27-611
四ツ橋セントラルハイツ6階
Tel : 06(6543)0135
URL:http://amanedo.exblog.jp

梅田恭子 銅版画 「明ケキレヌ 線」

銅版画展「明ケキレヌ 線」

銅版画集「ツブノヒトツヒトツ」以降、ここ数年、蜜蝋画やシナベニアにドローイングなど、しばし版から離れた発表を試みています。
今回は2007年以来2年振りの銅版画での新作展示となります。約30点程の展示の予定です。

梅田恭子 銅版画 「明ケキレヌ 線」
2009年5月20日(水)~5月30日(土) 11:00~18:30 ※終了しました

日曜・最終日11:00~17:00 ※25(月)休み

ギャラリーf分の1
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5-6コトー駿河台
PHONE&FAX(03)3293−8756
info@galleryf-1.net

第二回「汲美の会」

第二回汲美の会

第二回「汲美の会」会期後期に作品を出品します。

他出品者:
赤間 容子     石田 貞雄     糸山 清重     井上 雅之     大橋 俊平
奥田 良悦     加藤 俊雄     河角 小枝子     郡司 宏     篠沢 潤子
菅田 幸子     武沢 昌子     田中 彰     富樫 憲太郎     豊田 紀雄
野澤 義宣     二村 潤     森 敬子     森本 秀樹     矢田 典子
横島 庄司     横田 節子     渡邊 博

会期: 2009年5月22日(金)~27日(水) ※終了しました
時間: 12:00~20:00 ※最終日は17:00まで

PoRtoLibRE(ポルトリブレ)
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-12-9  広洋舎ビル3階
phone: 03-3341-2992
fax: 03-5269-7076
e-mail: portolibre@tbp.t-com.ne.jp
access: 地下鉄「新宿三丁目」駅、C-8出口(ビックスビル)より徒歩30秒

ポルトリブレ4人展

ポルトリブレ4人展

ポルトリブレ4人展(梅田恭子・高下せい子・林晃久・平井勝正)

展示期間: 2月14日(土)~24日(火) ※終了しました

12:00-20:00 ※19日(木)休み

PoRtoLibRE(ポルトリブレ)
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-12-9  広洋舎ビル3階
phone: 03-3341-2992
fax: 03-5269-7076
e-mail: portolibre@tbp.t-com.ne.jp
access: 地下鉄「新宿三丁目」駅、C-8出口(ビックスビル)より徒歩30秒

ギャラリーf分の1 rest room にて作品常設展示中

ノナカ

ギャラリーf分の1 rest room にて作品を常設展示しています。2,3ヶ月に一度展示替えをしております。ただいま「蜜蝋ドローイング」を展示中です。

ギャラリーf分の1
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5-6 コトー駿河台
PHONE&FAX(03)3293−8756
info@galleryf-1.net
<開廊時間>11:00−18:30 (日曜・祝日・最終日は17:00まで)
月曜休み